2016年 09月 27日
あなたのために歌うべく |
9月19日、文京シビックホールで開催された全日本合唱コンクール東京都大会にて、委嘱いただきました無伴奏混声合唱のための「あなたのために歌うべく」を、指揮・田中豊輝、Clamocordisの皆様に初演していただきました!(初演しました!歌った!)
今回は急遽、歌い手(代打)としても出演させていただき、自作に加え、G4とリトアニアの作曲家Skabeikaitėの「Lydint tekančią saulę(昇りゆく陽とともに)」を演奏したのですが。。。色々とご迷惑をおかけしましたm(_ _)m←特にリトアニア語。
また、普段は客席から合唱コンクールを拝聴することがほとんどですが、はじめて出演者としてコンクールの舞台裏経験でき、スムーズな進行、誘導にビックリ!あまりにスムーズ過ぎて、本番に向かう実感がないまま、あっという間の出演でしたが、とても貴重な経験をさせていただきました。
一緒に演奏したClamocordisの皆様、本当にありがとうございました(^^)
さて、本題の作品についてですが、インドの詩人、思想家ラビンドラナート・タゴール(山室静 訳)の詩を拝借し、シンプルなF-durの作品を書かせていただきました。
Clamocordisのメンバーからは「土田さんの曲にしては簡単!」とか「予想外のスタイル!!」というお言葉を多数いただきましたが、少人数での演奏ということと、心地よく歌える曲を書きたい!!という思いから作曲いたしました。
(直前に作曲していた、浦和一女委嘱・牡丹一華(改めてブログ記事を書きます)の反動も若干あります。)
タゴールの宗教的な背景は意識せず、基本的には古典的な機能和声で作曲をしましたが、テキストからはもちろんのこと、音自体からもやはり宗教色が感じられる(滲み出てくる)作品になっていると思います。楽譜はmiela harmonijaさんから出版予定でおりますので、改めてご案内させていただきます。
最後になりますが、初演の労をお取りいただきました指揮者の田中豊輝さん、Clamocordisの皆様に改めて御礼申し上げます。
by toyotaka_tsuchida
| 2016-09-27 18:15